【建築のこと#2】『建築面積』と『延べ面積』の違いをやさしく解説!具体例付きでスッキリ理解

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こんにちは、オージュンです!

第2回目は、『建築面積』と『延べ面積』の違いについて書いていきます。

オージュン

どちらも聞いたことがあるけど、違いがよくわからない

モグラ監督

『建築面積』と『延べ面積』についてできるだけわかりやすく解説するよ!

目次

建築面積とは?

『建築面積』は、建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことになります。

もっと簡単に言うと、建物の真上に太陽が来たときの「地面に映った影の面積」と考えるとイメージしやすいかと思います。

一般的には1階の面積のことを言いますが、1階より2階の面積の方が大きければ、2階の面積が『建築面積』に該当します。

壁や柱よりも外側に突き出しているバルコニーやひさしなどの部分は、突き出ている部分が1m以下の場合は建築面積に含まれません。

ただし、1m以上突き出している場合は、突き出している部分の先から1m後退したところまでが建築面積に含まれます。

延べ面積とは?

『延べ面積』は、建物のすべての階の床面積を合計したものです。

1階も2階も地下も、基本的には全部入ります。

『延べ面積』にはバルコニーや吹抜け、ロフトなどは含まれず、それらを含めた面積を示すものとして、『施工面積』という用語が使われたりもします。

2階建て以上の場合、『延べ面積』の方が『建築面積』より広くなりますが、平屋の場合は『延べ面積=建築面積』となります。

また、『延べ面積』と『延床面積』は同じ意味で使われる言葉ですが、建築基準法では『延べ面積』と記載されています。

建ぺい率とは?

その土地に建てられる建物の建築面積は、『建ぺい率』によって制限されます。

『建ぺい率』とは敷地面積に対する建築面積の割合で、例えば、100坪の敷地で建ぺい率50%の場合、建築面積の上限は50坪となります。

建ぺい率=建築面積/敷地面積×100 で求めることができます。

容積率とは?

建ぺい率はいわゆる平面的な広さを制限するものですが、『容積率』は「敷地面積に対する3次元空間の割合」を算出し、制限するための基準になります。

容積率=延べ面積/敷地面積×100 で求めることができます。

この計算からも見て取れるように、容積率を求めるうえでは「延べ面積」がポイントになります。延べ床面積とは、それぞれの階の「床面積」を合計した面積のこと。

『容積率』は「土地に対して何階の建物を建てることができるのか」を定めるための基準とも言えるでしょう。

では、また!

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